福祉施設内接種どうしてる?

介護保険、障害福祉サービス等の施設内接種の取組みをとまとめていきます。


1.福祉施設内接種のポイント

  • まずは施設内でできるか、かかりつけ医などの協力医に相談してみる
  • できれば協力医に会場の下見をしていただき、必要物品の確認、会場の作り方、接種の流れについて共通認識もつ
  • 予診票は事前にできるだけ記入しておくと、当日の接種がスムーズになる
  • スムーズに接種できるように、受付、誘導、接種時の介助する職員をあらかじめ配置しておく
  • 利用者、職員は2回目の接種の翌日はできるだけ休みをとるようにする
  • 接種後も現場運営ができるように職員の接種は計画的にする

2.実例集

(事例1)障害福祉サービス事業所

(事例2)障害福祉サービス事業所


環境の変化で不安になったりする障害のある方もおられるので、通いなれた施設内でワクチン接種できないか、インフルエンザのワクチン接種でお世話になっている医療機関に相談。快く施設内で集団接種をお引き受けいただいた。事前に会場の下見に来ていただき、椅子等の配置について打合せしていたので、当日はスムーズに接種することができました。(管理者)

 

日頃インフルエンザワクチン接種をお願いしているかかりつけ医の協力のもと、施設内で2日に分けて全72名が接種(1日目:利用者14名+職員16名/2日目:利用者31名+職員11名)。事前にかかりつけ医には会場の下見をしていただき、会場の使い方、椅子の配置など共有。当日はスムーズに接種することができた。

  • 会場設営
    • なるべく広い部屋に椅子を6人1列で距離をとって並べる。入りきらない場合は待機部屋をつくり、入れ替えるようにした。
  • 職員の配置
    • 予診票をまとめる職員1名、利用者が動かないように補助する職員を3名配置。
    • 接種後15分間状態観察する職員は、1つのチームに利用者と職員を混ぜておき、その職員が状態観察する。
  • 課題等
    • 予診票は、当日は体温を埋めるぐらいまで予め書いておく。間違って記入すると訂正等があり時間がかかる。