ホテル療養の場合#1


背景

  • 時期:2020年12月
  • 家族構成:単身・大学生
  • 経緯:40℃の発熱・味覚なしによりかかりつけ医に受診。その後PCR検査で陽性判明。症状次第でホテルか病院かと言われたが、熱が下がったので、ホテルへ。次の日、保健所手配の乗り合い車にて指定ホテルへ。 

過ごし方(ホテル)

1.日課

7:30 検温・パルスオキシメーター

ホテル療養先にいる看護師さんから電話

8:00

各階のとある部屋にペットボトル(2本まで)

お弁当(結構いいやん!)

→お湯を入れるお味噌汁が付いてくる

12:00 昼食
17:00 検温・パルスオキシメーター

 18:00

 夕食

※「NHKラジオ体操をしてください」と日中に館内放送が入る。一人で張り切って体操していた。

退所:部屋の鍵、パルス・検温器を2F?の看護師さんに渡して退所

 

2.ホテルの備品

    wifi、電話、冷蔵庫、トイレ、お風呂(タオル持参)、ベッド(シーツ交換なし)、ドライヤー、窓は開く、湯沸かしポット

 

3.持ち込んだ物

    着替え、タオル、歯ブラシ、コップ、シャンプー・リンス(結局使ってない)、ケータイ、充電器、イヤホン、PC、お菓子(すぐなくなった)

 

4.食事

    同じフロアの1部屋にお弁当が置かれる。館内放送が入って、取りに行く。

 

5.洗濯

    ホテルの自室で手洗いはできる。

    洗わなくてすむくらいのものを持ち込んでいた。(同じのを2回着たかも・・・)

 

6.差し入れ

    可能。事前にいつ・誰が・何を持ち込むかの申請が必要。

    感染したことで迷惑かけているので、差し入れまでしてもらうのは申し訳なくて友人・知人からの差し入れは断っていた。

    ※家族は宮崎にいるので動けない


不安・気持ち

 

  • 退屈だった。年末年始の特番とケータイと。楽しみが弁当くらいだけだった。
  • 周囲に迷惑をかけてしまうという申し訳ないという気持ち。発症日から2日間さかのぼってうつすおそれがあると言われて、関わった人たちに連絡をしたが、みんな「全然大丈夫」と電話してきてくれて嬉しかった。
  • 大学教員に伝えると、「パニックになるからクラス内で広げないで。あなたのマイナスのイメージになってしまうかもしれないから」と言われた。

ホテル療養の場合#2


背景

  • 時期:2021年4月
  • 家族構成:最初に判明した1名ホテル療養、その後さらに陽性者が判明し、陰性者と陽性者が同居の状態で自宅療養
  • 経緯:父の発熱によりかかりつけ医で抗原検査。陽性発覚。その後、同居家族もPCR検査をし、陰性・陽性が判明。

過ごし方(ホテル)

1.日課 ※ホテル療養#1とほぼ同じ

 

2.ホテルの備品  ※ホテル療養#1とほぼ同じ

お弁当が置かれる各階のフリー部屋(?)に、ペーパータオル、トイレットペーパー、梅こぶちゃ・お茶パウダー・味噌汁などが置いてあった。

アクエリアス・水・お茶・オレンジジュースもあり、「できるだけ一人2本まで」と書かれていた。

 

3.持ち込んだ物

パンツ、シャツ、PC、ビデオデッキ、(DVD)、タオル(大小)、レッドブルー

※ハンガー、自分の大好きな食べ物!(味のはっきりした物)を持ち込めばよかった!

 

4.食事 ※ホテル療養#1とほぼ同じ

 

5.洗濯 ※ホテル療養#1とほぼ同じ

ハンガーがなくて、干すのが大変だった 

 


過ごし方(自宅待機の家族)

1.トイレ

 陽性者は1F、陰性者は2F

 

2.食事

  • 陽性者はお弁当 陰性者は備蓄品でしのいだ
  • 食洗機があったので高温洗浄していた

 

3.お風呂 ヒアリング対象者では分からない


不安・気持ち

1.不安

  • ホテル療養がスタートして1週間は体調が安定せず、どちらかと言うと悪化していくのが自分でもわかった。「いつ死ぬかわからない」という思いから、息子にどんな保険をかけているか、自分の同居の息子(中学生、濃厚接触者→陰性)が、近所・学校でのいじめなどないか気にしていた。幸い、GWと待機期間が重なったので気づかれなかった様子。
  • 自分が関わった人の中で、どこまで広がってるか・・・の不安があった。

 

2.気持ち

  • DVDとかを持って行ったが、精神的に落ち着いて観れない。
  • 毎日のように、家族以外の知人が電話をかけてきてくれた。ちょっとした不安や家族に言えない愚痴などをこぼせて、心の支えになった。
  • 高齢者の訪問活動・支え合い活動の重要性を感じた。

役に立った備品

・防災グッズ
※防災意識がもともと高い家庭だったため、10日分の食材(電子レンジで温めるごはん、α米、レトルトカレーなど)や、トイレットペーパー・水(30リットル)などが備蓄されていた


・職場内で事前に対応策を作っていた
陽性者が出た場合、どう事業を止めずに進めるか(代替役割・連絡フローなど)を決めていた。


ホテル療養の場合#3

背景

  • 時期:2021年5月
  • 家族構成:最初に判明した1名がホテル療養、家族は陰性だが自宅待機
  • 経緯:父が発熱し、翌日に病院にてPCR検査を受け陽性発覚。その後家族も民間のPCR検査を受け陰性が判明。

過ごし方(ホテル)

1.日課 ※ホテル療養#1とほぼ同じ

 

2.ホテルの備品 ホテル療養#1とほぼ同じ

  各階フロアに置かれる飲み物はアクエリアス・お茶・水・不定期でミカンやリンゴのジュースがおかれていた。

 

3.持ち込んだもの 

  着替え、タオル、歯ブラシ、コップ、シャンプー、リンス、スマホ、充電器、お菓子(熱があったため食べれなかった)

  ※ウイダーインゼリーのようなゼリー飲料を持ち込めばよかった

 

4.食事 ※ホテル療養#1とほぼ同じ

 

5.洗濯 ※ホテル療養#1とほぼ同じ

 

不安・気持ち

1.不安

  • ホテル療養が開始してしばらくの間熱がおさまらず、この先治るのかどうか不安だった。
  • 熱が収まらなかった期間解熱剤がきれたらどうしようという不安があった。

2.気持ち

  • 自分が感染したことにより家族に迷惑をかけていることに対し、申し訳ない気持ちがあった。
  • ホテル療養期間後半、熱が収まってきた時、家族とのビデオ通話が心の支えになった。